働かせるものでもあり、 鍛えたり育てたりするものでもあるのです。 小学校・中学校各教科等の目標の解説 「小・中学校「教科等の目標解説を縦横に読む」シリーズ」は,下のボタンより閲覧できます。 そのため、「社会的な見方や考え方」の捉え方が人によって様々でした。
平成29年告示の小学校学習指導要領社会科の目標は,どのようなものでしょうか。
) 三つの柱に沿った資質・能力を育成するためには,社会科,地理歴史科,公民科において,児童生徒が課題を追究したり解決したりする活動の一層の充実が求められる。
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また、教科での学びだけでなく、日常生活で思考したり判断したりする際にも働く汎用的なもので、生きて働く知識の習得にも必要不可欠なものです。 ウ 地球儀の指導 なお, 地球儀の活用については, 第5学年及び第6学年の目標 1 に「 地図帳や地球儀,統計(や年表)などの各種の基礎的資料を通して情報を適切に調べまとめる技能を身に付けるようにする」と示されている。
10また、理科における「考え方」については、課題の把握(発見)、課題の探究(追究)、課題の解決という探究の過程を通した学習活動の中で、比較したり、関係付けたりするなどの科学的に探究する方法を用いて考えることとして整理することができます。
「社会的な見方・考え方」は、課題を追究したり解決したりする活動において、社会的事象などの意味や意義、特色や相互の関連を考察したり、社会に見られる課題を把握して、その解決に向けて構想したりする際の「視点や方法」である。
知識や概念を獲得することができます。
【 公民的分野】 現代社会の見方・考え方:社会的事象を,政治,法,経済などに関わる多様な視点(概念や理論など)に着目して捉え,よりよい社会の構築に向けて,課題解決のための選択・判断に資する概念や理論などと関連付けること。
2「 議論する」とは, 互いに自分の主張を述べ合い論じ合うことであり, 「 議論する力」については, 他者の主張につなげたり,互いの立場や根拠を明確にして討論したりして,社会的事象についての自分の考えを主張できるように養うことが大切である。
「 多角的に考える」とは, 児童が 複数の立場や意見を踏まえて考えることを指している。
社会生活についての理解とは, ・ 人々が相互に様々な関わりをもちながら生活を営んでいることを理解するとともに, ・ 自らが社会生活に適応し,地域社会や国家の発展に貢献しようとする態度を育てること を目指すものである。
「 社会的事象の見方・考え方」は, ・ 「 位置や空間的な広がり, ・ 時期や時間の経過, ・ 事象や人々の相互関係 などに着目して( 視点), 社会的事象を捉え, ・ 比較・分類したり総合したり, ・ 地域の人々や国民の生活と関連付けたり すること( 方法)」 と考えられ,これらは,中学校社会科の各分野の学習に発展するものである。 なお, 問いとは,調べたり考えたりする事項を示唆し学習の方向を導くものであり,単元などの 学習の問題(以下,解説において「学習問題」という。 ここでは、まず「社会科的な見方・考え方」とは何なのかを説明します。
例えば, ・ どのような場所にあるか,どのように広がっているかなどと, 分布,地域,範囲( 位置や空間的な広がり)などを問う視点から, ・ また, なぜ始まったのか,どのように変わってきたのかなどと, 起源,変化,継承( 時期や時間の経過)などを問う視点から, ・ あるいは, どのようなつながりがあるか,なぜこのような協力が必要かなどと, 工夫,関わり,協力( 事象や人々の相互関係)などを問う視点から, それぞれ問いを設定して,社会的事象について調べて,その様子や現状などを捉えることである。
3 社会的事象について,よりよい社会を考え主体的に問題解決しようとする態度を養うとともに,多角的な思考や理解を通して,地域社会に対する誇りと愛情,地域社会の一員としての自覚,我が国の国土と歴史に対する愛情,我が国の将来を担う国民としての自覚,世界の国々の人々と共に生きていくことの大切さについての自覚などを養う。
それが、今回の小学校指導要領(平成29年告示)解説 社会編では、以下のように「視点や方法」であるとはっきりと定義されました。
そのため「課題を追究したり解決したりする活動を通して」と目標の柱書部分に位置付けられている。
社会科、地理歴史科、公民科においては、その課題を踏まえ、小学校、中学校及び高等学校を通じて、社会的事象に関心をもって多面的・多角的に考察し、公正に判断する能力と態度を養い、社会的な見方や考え方を成長させることを一層重視する方向で改善を図る。
すなわち, 中学校社会科は分野別に学習する構造になっており, 社会的事象を多面的・多角的に考察することや 複数の立場や意見を踏まえて選択・判断することなどが求められている。
例えば、小学校第5学年「米作りの盛んな地域」の学習では、「国内で米の生産量が多い地域はどこか」を中心課題として設定し、まず米の生育条件と関連させながら自然条件との位置的・空間的な対応関係(地理的条件)を捉えさせます。 平成20年度版では、「社会的な見方や考え方を成長させること」と表記されるようになり、以下のように示されていました。
203 三つの柱 (1)知識及び技能 (1)知識及び技能 地域や我が国の国土の地理的環境,現代社会の仕組みや働き,地域や我が国の歴史や伝統と文化を通して社会生活について理解するとともに,様々な資料や調査活動を通して情報を適切に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
NPO法人の活動を紹介するか迷ったのですが、「NPOの数だけ社会問題がある」とも言われるくらいだし、指標にはなるのかなと思い書きました。
「 よりよい社会を考え主体的に問題解決しようとする態度」は, 主体的に学習の問題を解決しようとする態度や, よりよい社会を考え学習したことを社会生活に生かそうとする態度などである。
) はもとより, 児童の疑問や教師の発問などを幅広く含むものであると考えられる。 さらに深刻な現代の日本の稲作問題や新たな取り組みによってビジネスチャンスを広げている事例等について考察させます。
17その趣旨に添い,本稿では,解説本文を次のように編集しています。
具体的には, ・ 調査活動や諸資料の活用など手段を考えて問題解決に必要な社会的事象に関する 情報を集める技能, ・ 集めた 情報を「社会的事象の見方・考え方」に沿って 読み取る技能, ・ 読み取った 情報を問題解決に沿って まとめる技能 などであると考えられる。
こうした点を踏まえた表現である。
地球儀で調べる活動としては, ・ 世界の大陸や主な海洋,主な国の位置などを確かめる, ・ それらと我が国との位置関係について方位などを使って調べる, ・ 主な国の位置を緯度や経度を用いて言い表したり,面積の大小や日本からの距離の違いを大まかに比べたりして, これらの方法を身に付け,児童が自ら活用できるようにすることが大切である。 」 (2)目標の構成 小学校の教育課程において,教科の役割や性格を明確にし,表現しているのが,教科の目標である。 算数・数学 -数学的な見方・考え方とは- 「数学的な見方」は、事象を数量や図形及びそれらの関係についての概念等に着目してその特徴や本質を捉えることであると考えられます。
12この社会的事象を教室の中だけにしてしまうのはもったいないです。
下図のように、それぞれの年度版によって示されている表記も違っていました。
その際、従事する人々との関係からも考究させます。